A murmur of Kai

今年のモットー「挨拶はした者勝ち! 相手の為ではなく、自分の為!」

 

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ちょっと味見 

最近、ついのべも書けなくて、なんだかつまらん日々です。
で、またまた

診断メーカー<キスのお題ったー>で

「RTされたら桐嶋禅が「私を誘惑していらっしゃるんですか?」と言って人差し指に口付ける話を書いてください」

ちゅーのが出たので、むりくり書いてみました。
どーってことない話だわ。
最初は、ちゃんと140字にまとめようとしたんだけど、まとめられず、2~3ツイートなんて中途半端するなら、ある程度書こうかな・・・と思ったのがこんなもん。
でも、「ついのべ」サイズで考えた話って、広げるとよけいに面白くなくなるもんだね。


まあ、それでも、嫌いじゃないって人もいるかもしれないので、こことピクシブにアップ。



――シャカシャカシャカ……


 横澤がホイップクリームを泡立てている。
 ひよとショートケーキを作っているのだ。
 俺は、それを横目に見ながら、ソファでテレビを見たり、飽きたら新聞を読んだり、時折ソラ太をかまってうるさがられたりして、寛いでいる。

「ショートケーキって、あれだろ?三角でイチゴののった」

 そう言ったら、二人から

「小さいからショートケーキって言うんじゃない!」

 と突っ込まれた。
 ショートニングを使うからショートケーキらしい。
 あらら、そうなのか。てっきり、丸いケーキを切り分けてるからショートケーキなんかと思ってたわ。
 まあしかし、そんなことは俺には関係ない。関係ないが、二人して同じ表情でハモってムキになって言ってくるのはちょっと可愛かったな。


 スポンジは、すでに首尾良くふっくら焼き上がったらしい。
 今は、スポンジの熱を取ってる間に、ホイップクリームとトッピングの果物の準備のようだ。
 横澤がホイップを泡立てているのを、ひよが覗き込んでいる。

「味見するか?」

 横澤が言うのに、ひよは、こくんと頷いた。
 小さな指をボールに突っ込んでクリームをすくい取る。
 ふん…そういうのは行儀が悪いと叱らないんだな。
 ひよはぺろりと舐めると、ポニーテールを揺らして小首を傾げた。

「ん~ちょっとお砂糖足りないかな?」
「そうか? どれ」

 横澤もクリームを指で軽くすくい取った。
 少し舐め…やや思案した後、軽くグラニュー糖を投下。

「これでどうかな?」
「ん~ ちょっと甘くなったかなあ」
「まだ足りないか?」
「うん……あと、もうちょっと?」

 おーおー。たかだかホイップクリームの味で二人して真剣な顔を額つきあわせてたいそうなもんだ。
 でも、悪くない光景だ。
 嫁と娘が台所でケーキ作り。それを、のんびりとソファで鑑賞…ゴクラクゴクラク。

 なんて、思っていたら、横澤がふいにこちらを見た。

「桐嶋さん」
「うぁ?なんだ?」
「あんたは少々甘めでも大丈夫か?」

 その問いに、軽く頷いて答えてやると、奴はうっすら微笑んで、指についたクリームを赤い舌を覗かせてぺろりと無造作に舐めた。


 ………!!


 おい、お前。それ誘ってるだろ?誘ってるよな?誘ってると言え!

 一瞬に頭の沸いた俺ははじけるようにソファから立ち上がると、奴の指をひっつかんだ。
 そして、ボールの中に突っ込んでクリームを塗りたくる。
 横澤は、あっけにとられてされるがまま。

「な……なに!?」
「ちょっと味見」

 俺は、ニヤリと笑って、横澤の目と目を合わせたまま、ことさらねっとりと、クリームを舐ってやった。

 甘い―――

 クリームを舐めつくしても、指を離せない。
 なんでかな?クリームはもうないのに、まだこんなに甘い。
 上目遣いに見る横澤の顔がみるみる色づいて、眉間の皺が深くなっていく。


 ああ、可愛い……可愛すぎる……指だけじゃなくもっと他のところも全部食っちまいたい。


 けど、いい加減にしないとやばいな。
 こいつの堪忍袋の緒もやばいけど、俺の理性もそろそろやばい。
 ひよもいるこんな場所でぶっ飛ばせやしない。

 こちらが手を離す前に、振り払われた。

「ばっ……な、なにしやがる!!」
「何って味見だろ?」
「人の指使うな!!」
「パパ!お兄ちゃん!食べ物で遊んじゃだめでしょ!」
「ほら、ひよに怒られた」

 ああ、真っ赤になってぎゃーぎゃー可愛いな。
 やっぱりちょっと物足りない。

「ひよ。ちょっと冷蔵庫にアイスコーヒー入ってるからとって」
「はーい」
「おい!もうちょっとしたらケーキ出来るからお茶にするぞ」
「わかってるよ。その前に……」
「え?」


――ちゅっ


「な、なにすんだーーーーー!!」
「こっちも味見。クリームよりこっちの方が俺には甘いな」
「■○△×○#~~~~~!!」








「はい、パパ。何騒いでるの? あれ?お兄ちゃん、どうしたの?お顔が真っ赤」
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