A murmur of Kai

今年のモットー「挨拶はした者勝ち! 相手の為ではなく、自分の為!」

 

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肩にキス 

RTされたら火村英生が肩に口付けて「叶わない願いでも、捨てられないんです 」という話を書いてください。

というお題が出た。
「RTされたら・・・」というのはもうやめておこうと思うのだが、このお題は割と面白いので診断だけしてみたりする。
シチュエーションが浮かんで書くだけ書いてみようと思い書きかけたんだけど、しっくり行かなくて、「火村英生」を「有栖川有栖」にしたらなんとか書けた…かなあ。

長くなったし、「RTされたら・・・」は、やっぱりされないような気がするので、ここでアップ。

こんなの~


「バイト代が入った。奢るから付きおうて」

 時折俺はそうやって友人の火村英生を居酒屋に誘う。
 いささかハイピッチで飲む俺に火村はいつも根気よく付き合ってくれる。
 そうして案の定つぶれる俺の面倒を見てくれるのだ。

 もう2年越しの片恋をしている。
 叶わぬ想いを時折もてあまし、どうにも煮詰まると、こうやって荒れる。

「好きな人おんねん。でも、俺の片思い」

 酒の勢いで火村に言ったのはいつのことだったか。
 火村は少しだけ目を見張り、しかし後は興味もなさげに、ぽつりと「そうか」とだけ返してきた。
 それから俺はこうやって彼を巻き込んで荒れる。。


 今日も、馴染みの居酒屋を閉店間際までねばって追い出された。
 外に出たとたん足に来た。
 当然のように差し出される火村の腕。
 吸い込まれるようにその中に落ちていく俺の身体。

「大丈夫か?」
「うん」

 彼のシャツにしがみつくと、くたびれて伸び気味の襟元がずれて、肩口がむき出しになった。

「おいアリス!」

 抗議の声を無視してその裸の肩に顔を埋めた。
 汗とアルコールの匂い、そして火村の肌にしみこんだタバコの匂い。 
 ああ…酔う。

 火村が呆れたため息をつきながらも、背中をさすってくれる。

「ったく…毎回こんなになって…お前をこんなにするようなの、いい加減辞めておけよ。もっと楽しい酒を飲める子を探せ」

 ああ、そうやな火村。
 こんな恋辞めてしまえればどんなに楽でいいかわからんな…

でも――


「どんだけ叶わないもんでも、捨てられないものはあるんや」


 俺は、小さく呟いて彼の肩に唇をそっと押し当てた。



大学3年生ぐらいかな?
アリス→火村ね。
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